腰痛の原因になる椅子、7つの特徴とは?
![腰痛の原因になる椅子](img/bafa1.jpg)
腰痛になりやすい椅子があること、ご存じでしょうか?
筆者は長い間、ギックリ腰・椎間板ヘルニアで悩んできました。
整体を渡り歩き、姿勢や座り方を教わりましたが、根本的に改善しませんでした。
なぜでしょう?
整体を渡り歩き、姿勢や座り方を教わりましたが、根本的に改善しませんでした。
なぜでしょう?
そもそも、椅子に原因があったからです。
ここでは、腰痛の原因になる椅子の特徴を7つ、ご紹介します。
(7つの特徴と正反対の椅子を購入したところ、リラックスした座り方をキープできて、腰痛が明らかに改善し、整体に通うこともなくなりました)
(7つの特徴と正反対の椅子を購入したところ、リラックスした座り方をキープできて、腰痛が明らかに改善し、整体に通うこともなくなりました)
あなたの腰痛の改善に、少しでもお役に立てれば幸いです。
目次
- 腰痛の原因になる椅子の特徴
1–1. 背中の一部しか支えない
1–2. 背もたれが硬い
1–3. 座面が硬い
1–4. 座面が小さい
1–5. 肘掛けの高さを調節できない(肘掛けがない)
1–6. 腰の曲線の部分を調整できない
1–7. リクライニングの角度と硬さを調節できない - 筆者の腰痛が改善した椅子は?
1. 腰痛の原因になる椅子の特徴
1–1. 背中の一部しか支えない
![背中の一部しか支えない椅子](img/bafa2.jpg)
腰・背中・肩は、点ではなく、面で繋がっています。
背中の一部しか支えない椅子は、面を、点で支えています。
背中の一部しか支えない椅子は、面を、点で支えています。
![筋肉・椎間板の圧迫と歪み](img/bafa3.gif)
![](img/amuo.png)
アムオ
面の荷重を、点で支えると、大きな力が集中してしまいます。
筋肉・椎間板(腰椎)・血流が圧迫され、凝りや歪みになります。
筋肉・椎間板(腰椎)・血流が圧迫され、凝りや歪みになります。
![](img/nyaa.jpg)
ニャア大佐
これで長時間座ると、凝りや歪みが続いて、慢性の腰痛になる。
椅子が、腰痛の原因になってしまうワケだ…。
椅子が、腰痛の原因になってしまうワケだ…。
1–2. 背もたれが硬い
![背もたれが硬い](img/bafa4.jpg)
背もたれが硬いと、背骨に直接当たってしまい、すぐに痛みが生じます。
長時間、椅子に寄りかかることができないため、
長時間、椅子に寄りかかることができないため、
![前かがみの姿勢](img/bafa5.jpg)
前かがみ(猫背)の姿勢になりやすく、腰痛の原因となります。
1–3. 座面が硬い
![座面が硬い椅子](img/bafa6.jpg)
座面が硬い椅子は、骨盤に当たり、痛みが発生します。
そのため、お尻に力を入れて、臀部の筋肉の厚みで、骨盤を守ろうとします。
そのため、お尻に力を入れて、臀部の筋肉の厚みで、骨盤を守ろうとします。
実際には、臀部だけでなく、太もも、腰にも力が入り続けます。
![臀部、太もも、腰に力が入る](img/bafa7.gif)
腰の筋肉の緊張が続くことで、腰痛の原因となります。
1–4. 座面が小さい
まず、座面が小さい椅子と、大きい椅子をご覧ください。
![座面が小さい](img/bafa8.jpg)
![座面が大きい](img/bafa9.jpg)
![](img/amuo.png)
アムオ
座面が小さい椅子は、上半身を、お尻だけで支えることになります。
臀部に力が入れば、自然と腰にも力が入ります。
この状態で長時間座ると、腰痛の原因になります。
臀部に力が入れば、自然と腰にも力が入ります。
この状態で長時間座ると、腰痛の原因になります。
![](img/nyaa.jpg)
ニャア大佐
座面が大きい椅子は、お尻と太ももで荷重を分散できる。
腰への負担が軽減されるのは、座面が大きい椅子だ。
腰への負担が軽減されるのは、座面が大きい椅子だ。
1–5. 肘掛けの高さを調節できない(肘掛けがない)
![肘掛けを調節できない椅子](img/bafa10.jpg)
この椅子は、肘掛けの高さを調節できないタイプです。
身長180cmの筆者には低すぎるため、腕を支えてもらうことはできません。
身長180cmの筆者には低すぎるため、腕を支えてもらうことはできません。
![座面が大きい](img/bafa9.jpg)
肘掛けの高さを調節できる椅子だと、腕を支えてもらえます。
![](img/amuo.png)
アムオ
腕を支えてもらえないと、両腕の重さが、お尻や腰にかかり続けます。
当然、腰痛の原因の1つになります。
当然、腰痛の原因の1つになります。
![](img/nyaa.jpg)
ニャア大佐
肘掛けの高さを調節できる椅子は、お尻や腰に、両腕の重さがかからない。
この違いは大きいぞ。
この違いは大きいぞ。
![腰に歪みが出やすい姿勢](img/bafa11.jpg)
また、肘掛けの高さを調節できない椅子は、肘掛けに寄りかかった際、どうしても傾いてしまうため、腰が歪みやすい状態になってしまいます。
(実際、筆者はこのような姿勢で、ギックリ腰になった経験があります)
(実際、筆者はこのような姿勢で、ギックリ腰になった経験があります)
1–6. 腰の曲線の部分を調整できない
![S字型の背骨](img/em-sit15.jpg)
人間の背骨は、ゆるいS字型になっており、曲線には個人差があります。
腰痛を軽減したい場合、腰椎から仙骨にかけての曲線と、背もたれの腰の部分の曲線が、ピッタリ合っていることが大切です。
![背中の一部しか支えてくれない](img/bafa2.jpg)
この椅子のように、ほとんどの椅子は、背もたれの曲線を調整する機能がありません。
背もたれの曲線と、腰椎の曲線がズレていると、腰痛の原因になります。
背もたれの曲線と、腰椎の曲線がズレていると、腰痛の原因になります。
![](img/amuo.png)
アムオ
筆者が試し座りをした中では、ハーマンミラー社のエンボディチェアが、最も自然に、腰の曲線部分を調整できました
![背もたれのカーブを調整](img/em-sit12.jpg)
エンボディチェアは、右後ろにあるノブを前に回すと、
![強めのカーブ](img/em-sit13.jpg)
腰椎の部分が立ち上がってきて、腰を強めにサポートしてくれます。
後ろへ回すと、
後ろへ回すと、
![やわらかいカーブ](img/em-sit14.jpg)
腰椎の部分が後傾して、腰への圧迫感が弱まります。
この機能で、背もたれの曲線と、腰椎の曲線を、ピッタリ合わせることができます。
この機能で、背もたれの曲線と、腰椎の曲線を、ピッタリ合わせることができます。
1–7. リクライニングの角度や硬さを調節できない
![背もたれと腰に隙間がある](img/bafa12.jpg)
上の画像は、背もたれに密着した状態から、寄りかかったところです。
背もたれの上部が、背中の一部を支えていますが、腰のほうは全く支えていません。
背もたれの上部が、背中の一部を支えていますが、腰のほうは全く支えていません。
これは、リクライニングの角度や硬さを調節できないことが原因です。
腰に負担がかかるため、やはり腰痛の原因となります。
腰に負担がかかるため、やはり腰痛の原因となります。
先ほどご紹介したエンボディチェアは、リクライニングの角度と硬さを調節できます。
![リクライニングの範囲設定のレバー](img/em-sit7.jpg)
リクライニングの角度は、このレバーで4段階に設定できます。
![リクライニングの硬さ調節のノブ](img/em-sit1.jpg)
リクライニングの硬さは、こちらの黒いノブを回します。
前へ回すと、
前へ回すと、
![硬めのリクライニング](img/em-sit10.jpg)
リクライニングが硬めになります。
後ろへ回すと、
後ろへ回すと、
![やわらかいリクライニング](img/em-sit11.jpg)
リクライニングが柔軟になります。
腰から肩甲骨まで、背中全体に密着するように設定できるので、腰・背中・肩に負担がかからず、リラックスした状態で座り続けることができます。
腰から肩甲骨まで、背中全体に密着するように設定できるので、腰・背中・肩に負担がかからず、リラックスした状態で座り続けることができます。
2. 筆者の腰痛が改善した椅子は?
すでに触れましたが、ハーマンミラー社のエンボディチェアです。
このページでは、腰痛の原因になる椅子の特徴を7つ、ご紹介してきましたが、エンボディチェアはそれらを全て、クリアしています。
このページでは、腰痛の原因になる椅子の特徴を7つ、ご紹介してきましたが、エンボディチェアはそれらを全て、クリアしています。
7つの特徴と対比させて、簡潔に、写真でご紹介します。
2–1. 背中全体を支えてくれる
![エンボディチェアでのパソコン作業](img/em-operating.jpg)
腰・背中・肩甲骨を、面で支えてくれます。
2–2. 背もたれが柔軟で、体圧分散してくれる
![背もたれをねじる](img/em-spz9.jpg)
コンセプトが「動ける椅子」なので、柔らかくサポートしてくれます。
![ピクセル構造の背もたれ](img/bafa13.jpg)
ピクセル構造の背もたれで、わずかな動きにもフィットして、体圧分散してくれます。
2–3. 座面が4層構成で、体圧分散してくれる
![4層構成の座面](img/bafa14.jpg)
座面を裏から見ると、材質が異なる4層構成で、体圧分散への執念を感じます。
2–4. 座面が大きく、奥行きを調整できる
![座面の奥行きを調整する取っ手](img/em-sit3.jpg)
座面が大きく、奥行は約42.5cm〜49cmに調整できます。
2–5. 肘掛け(アームレスト)の高さと幅を調節できる
![アームレストの幅の寸法図](img/em-spz5.jpg)
アームレストの高さは10段階、幅は4段階で調整できます。
2–6. 腰の曲線の部分を調整できる
![腰の曲線を調節できる](img/bafa15.jpg)
腰の部分の曲線を調整して、腰椎に合わせることができます。
2–7. リクライニングの角度と硬さを調整できる
![リクライニングの硬さを調節](img/bafa16.jpg)
リクライニングの角度は4段階、硬さは自由に調整できます。
『エンボディチェアの座り方は?やってはいけない5つの座り方とは?』を読まれると、なぜ腰痛を改善できたのか、より深く理解できます。
心から、御一読をおすすめいたします。
心から、御一読をおすすめいたします。
![](img/s-suwarikata.jpg)
エンボディチェアの座り方は?やってはいけない5つの座り方とは?