エンボディチェアのサイズと寸法図|合わない人の特徴は?

エンボディチェアのサイズ
ハーマンミラーのエンボディチェアは、大きさが1種類しかありません
(アーロンチェアは、身長・体重に合わせて、3種類の大きさが用意されています)
高額なワーキングチェアですし、ご自分に合うかどうか、不安ですよね?
ここでは、ご購入を検討されている方のために、エンボディチェアのサイズと、寸法図をご紹介します。
あわせて、エンボディチェアが合わない人の特徴もお伝えします。
注:サイズは筆者が計測したものです。ある程度の差異はご了承ください。

1. エンボディチェアのサイズ

1–1. 座面の高さ・奥行き・幅

座面の寸法図
座面の高さは、床から約41cm〜52.5cmに調整できます。
踵を床につけて、膝が直角になるように調節します
膝が直角になった状態

アムオ
筆者の妻は、身長149cmで、踵が床に届きません。
ご購入前の方は、膝を直角にして座り、床から太腿の裏側までの高さが41cm以上あることが好ましいです。
(41cm未満なら、フットレストで調節します)
奥行きは、座面の前にある取っ手で、約42.5cm〜49cmに調節できます。
座面の奥行きを調整する取っ手
座面の奥行きは、長さに比例して、太腿をサポートしてくれます
膝の裏を圧迫させると、血流が悪くなるので、圧迫しない範囲で伸ばします。
座面の横幅は、最も広い部分が約54cm、奥が約46.5cmで、ゆったり座れます。

1–2. アームレストのサイズ・高さ・幅

アームレストの寸法図
アームパッドは、奥行きが約26.5cmです。
筆者は身長180cmですが、肘から手首まで支えてくれます
肘から手首まで支えるアームパッド
エンボディチェアの座り方は?やってはいけない5つの座り方とは?』で詳しくご紹介していますが、エンボディチェアに座る時は、密着する面積を最大にして、体をサポートしてもらうのが基本です
アームレストで肘を支える
アームレストは、10段階(合計約25.5cm)で高さを調整できます。
肩の力を抜いて、肘を直角にした状態で、ピッタリ支えてくれる位置に合わせます。

アムオ
この位置に合わせると、ずっと肩の力を抜いた状態で座れます
アームレストの幅の寸法図
アームレストの幅は、4段階で調整できます。
最も狭くすると、アームパッドの内側の幅が約29cmになります。
キーボード入力の時は狭く、リラックスする時は広めにするのがおすすめです。

1–3. 背もたれの高さ・幅

背もたれの寸法図
エンボディチェアの背もたれの高さは、座面から約60cmです。
ご購入を検討されている方は、椅子に腰掛けた時、座面から首の上(頭蓋骨が後ろへ傾く境目)までの高さを計測して下さい。
この高さが60cm以上なら、エンボディチェアに座った際、頭を自由に動かせます
背もたれと頭の自由
逆に、座面から首の上まで、60cmを大きく下回る方は、背もたれが頭に当たってしまい、頭部が固定された状態になりやすいです。
頭が固定された状態

アムオ
エンボディチェアは、【動ける椅子】がコンセプトです。
(参考リンク:アーロンを超えた? ハーマンの新作チェアは「あなたの動きを妨げない」ITmediaより)
体を動かせると、血流が良くなり、コリもほぐれます。
頭を動かせないと、首や肩の痛みにつながる可能性があります。
背もたれをねじる
エンボディチェアの背もたれは、腰の上がくびれて、肩が広くなっています。
この構造によって、肩甲骨がサポートされた状態で、背中・肩を動かせます
また、くびれがあることで、肘を引いても背もたれに当たりません。

2. エンボディチェアが合わない人の特徴は?

エンボディチェアのサイズから考えますと、
  • 座面を調整しても、足が床に届かない
    (膝を直角にして座った時、床から太腿の裏側までの高さが41cmを大きく下回る方)
  • 座高が低く、背もたれが頭に当たってしまう
    (椅子に腰掛けた時、座面から首の上(頭蓋骨が後ろへ傾く境目)までの高さが60cmを大きく下回る方)
この2つに当てはまる方は、合わない可能性が高いです。
一言で言えば、身長が低い方です。
筆者の妻(身長149cm)は、足が届かず、後頭部が背もたれで固定されてしまうので、「合わない」と話しています。
逆に、高身長の方は、合う可能性が高いです。
エンボディチェアは、約20万円の高級ワーキングチェアなので、可能な限り、ご購入前に試し座りされることをおすすめします

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